挫傷・肉ばなれ

挫傷（ざしょう）とは、転倒や衝突などの鈍的外力によって、皮下組織や筋肉などが損傷する状態を指します。

挫傷の主な症状は、以下の通りです。

• 痛み: 挫傷部位に痛みを感じます。
• 腫れ: 挫傷部位が腫れます。
• 内出血: 皮下組織に出血が起こり、青あざができます。
• 熱感: 挫傷部位が熱くなります。

挫傷は、損傷の程度によって軽度、中等度、重度に分類されます。

• 軽度: 痛みや腫れが軽い。
• 中等度: 痛みや腫れが強い。内出血が広範囲に及ぶ。
• 重度: 筋肉や腱が断裂するなど、重度の損傷がある。

肉離れとは、筋肉が急激な収縮や過剰な負荷によって、筋繊維が部分的に断裂してしまう状態を指します。太ももやふくらはぎなどの筋肉に起こりやすいですが、体のどの筋肉にも起こる可能性があります。

肉離れの主な症状は、以下の通りです。

• 痛み: 肉離れ部位に強い痛みを感じます。
• 腫れ: 肉離れ部位が腫れます。
• 内出血: 血管が破れて、血液が組織内に漏れ出すことがあります。
• 筋力低下: 肉離れ部位の筋力が低下します。

肉離れは、主に以下の原因で起こります。

• 運動前の準備不足: ウォーミングアップをせずに運動を始める。
• 筋肉の疲労: 筋肉が疲労している状態で運動をする。
• 急激な動作: ダッシュやジャンプなど、急激な動作を行う。
• 体のバランスが悪い: 体のバランスが悪く、筋肉に負担がかかる。

• 原因: 挫傷は、転倒や衝突などの鈍的外力によって起こります。一方、肉離れは、筋肉の急激な収縮や過剰な負荷によって起こります。
• 症状: 挫傷は、痛み、腫れ、内出血、熱感などの症状があります。一方、肉離れは、挫傷の症状に加えて、筋力低下などの症状があります。
• 治療: 挫傷と肉離れの治療法は、基本的にはRICE処置（安静、冷却、圧迫、挙上）と固定、痛み止め、消炎剤の服用です。ただし、肉離れは、リハビリテーションが必要になることもあります。
• 治癒期間: 挫傷は、数日～数週間で治癒します。一方、肉離れは、数週間～数ヶ月で治癒します。